【選手名鑑2021】ユタ・ジャズ
4out1inの3ptファーストのチーム。チーム全体の信用度が高く、ボールが非常によく回る。攻撃はシンプルで、カットインからのキックアウト。ただ驚くべきは自分よりオープンな選手に3ptアテンプトをさせるという意識の高さ。ガードはカットイン前からキックアウトのコースを意識し、そのためのドライブを仕掛ける。アウトになった選手はどこでドライブが行われても信じてボールを待ち続け、キックアウトに反応された時は直ぐに別のオープンな選手へパスを出す。オフェンスは全体としてデザイン性が高く、仕掛けも早い。ロースターは役割集中になるセンターにゴベアを、カットインの1stオプションをミッチェルを置ける噛み合い方。周りもベストシューターではないがオープンであれば信用できる3pt成功率を残せる選手が揃っている。ディフェンスはマンツーマンを基本にするが、ゴベアがいるからかスイッチしまくりでインサイドはポストプレーでゴリ押される程度のやられ方ならオッケーすたいるスタイル。それよりペリメーターへの圧がやばい。
ドノバン・ミッチェル
ドラフトのピックは13位と遅いが、ルーキイヤーから化け物だった。ヘイワードの去ったジャズの救世主でうまいけどスーパースターじゃなかったヘイワードをすぐに超える存在に。アスレチック系に珍しいシュート力とパス意識を持つ。能力的には完全に個人プレー型なのにチームバスケができるのがミッチェルのヤバさ。ステップバックも硬く、ペネトレイトからレイアップもギリギリで残せるガードアイソ時代の申し子。背は低いが、腕が長いからかそれはそんなにハンデになってない様子。確実なハンドリングと身長にしては重すぎる体重から繰り出される一瞬のスプリントがヤバい。チームにフィットしてるのと、戦術的にミッチェルのラストパスが結果的にゲームメイクにもなってるのがいい。もう一人ガードにスターが来ても噛み合いそう。
ゴベア
フランス製リムの番人。リム下で1人で2人守れる特殊能力を発動できる。オフェンスでもP&Rさせられてるので、今の戦術では完全に役割集中だが、それに耐えうる真面目さと謙虚さがある。あと、分からんけどありえんくらいデカい。
ジョー・イングルス
ひたすらキャッチアンドシュートの3ptシューター。シュート以外はできないが、シュートなら左ウィングからリーグ最高確率を叩き出せる神。生粋のロールプレイヤーで、役割は狭いが、遂行率の高さが素晴らしい。普通のおじさんの形をした神。これは愚像崇拝ではない。
マイク・コンリー
地味ながら2007の4thピックのスーパーエリート。スコアリングを得意とするコンボガードで今季は3ptが好調。ゲームメイカーではないが、センターの扱いが上手かったりと技がある。ディフェンスIQは低め。
ジョーダン・クラークソン
チームコンセプトが固まりすぎたJAZZの大事な不協和音。最大火力にはならないが、強すぎないアクセントになれるのが良い。活躍よりも役割の重要性と遂行度によりシックスマン賞に選ばれた。
デリック・フェイバース
JAZZお気に入りのアンダーサイズビッグマン。高さはないが、持ち前のハッスルでセンターまでこなせるノシノシ系。今季はゴベアの代わりのセンターとかいう謎の役割。
ロイス・オニール
システム理解度高い。ロールプレーヤーだが貢献度高め。ディフェンス意識も高い。
ボヤン・ボグダノビッチ
クロアチアのシューティングF。攻撃特化で足は遅いがハンドリングは割と上手い。自分よがりなプレーが少し目立ち、持つとブラックホール気味。現JAZZの攻撃のサードオプション。
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